ドコモ「ギガホ&ギガライト」が分かる完全図解ガイド。旧プランとの比較や注意点

2019年5月26日

ギガホとギガライト

ドコモが2019年6月に提供を開始する2つの新しいプラン「ギガホ」「ギガライト」

この2つのプランには「端末分離」という新しい料金のしくみが導入されています。

この記事では、この新しい料金体系を徹底的に分かりやすく図解し、本当に安くてお得なのか?を検証。また従来のプランとの違いについても簡単に解説します。

対象キャンペーンの解説や、簡単な料金シミュレーションもありますので、検討中の方はぜひ参考にしてみて下さい。

ここでは解説部分の料金は「税抜き」料金シミュレーションのみ「税込み」で表記しています。

提供開始はいつから?

予約受付開始:2019年5月22日から
提供開始:2019年6月1日から
従来のプランはどうなる?

従来のデータプランやカケホーダイ・カケホーダイライト・シンプル等は2019年5月31日で新規の受付が終了となりますが、既に利用中の方は引き続き従来プランを利用可能です。

ギガホ・ギガライトとは

ギガホ・ギガライトは「分離プラン」と呼ばれるドコモの新しい料金体系です。まずは簡単に「分離プラン」について解説します。

ドコモの「分離プラン」

ギガホとギガライトは、最近よく耳にするようになった「端末分離」を導入した料金体系、つまり分離プランと呼ばれるものになります。

分離プランとは?

簡単に言うと機種購入の有無に関わらず、常に通信料を安くしてユーザー間の不公平をなくし、シンプルな料金体系にしましょう。というもの。

つまり「端末分離」とは、機種と通信料の関係性をなくす(分離する)という意味。

これまではドコモから端末を購入することで通信料から割引(月々サポート)がありましたが、この割引をなくし、代わりに通信料を最初から安くしよう!というワケです。

各料金をまとめてシンプルに

今までは、データ通信(パケットパックなど)や通話(カケホーダイなど)の各プランの組み合わせや割引の適用条件が複雑で、料金が分かりづらいのが難点でした。

各キャリアの「分離」導入前と導入後のプラン

新プランではデータ通信料・通話・ウェブ使用料(spモード)の各料金をひとつにまとめることで、従来よりもシンプルで分かりやすい料金体系となっています。

月々サポートの新規受付は終了

先ほど述べましたが、購入端末に応じた金額を通信料から毎月割引するサービスの「月々サポート」が終了となります。これは何を意味するかと言うと・・

機種の本体価格がそのまま毎月の料金に反映されてしまう、ということ。

ギガホ・ギガライトは、プラン料金自体が安いとしても、本体価格が高ければ高いほど月額料金にダイレクトに響くので、機種の購入時は本体価格をよく確認することが重要です。

料金のしくみ

ギガホとギガライトでは料金のしくみが大きく異なります。

ドコモ「ギガホ」と「ギガライト」の料金体系の比較図

ギガホは「完全定額」

ギガホは利用量に関係なく料金が一律。旧プラン(パケットパックなど)と同じ方式ですね。

ギガライトは「段階定額」

ギガライトは通信の利用量に応じて料金が階段のように変化します。この方式は「段階定額」とも呼ばれ、ドコモの旧プラン「ベーシックパック」に似ていますね。
ただしベーシックパックは通話やspモードは込みではなく、別途料金がかかる仕組みになっています。

段階定額は、他キャリアだとauの「ピタットプラン」ソフトバンクの「ミニモンスター」で導入済みです。

通話はどうなる?

定額の音声通話は「オプション」扱いに

上で述べたようにギガホ・ギガライトには基本通話利用料(従量制:30秒で20円)があらかじめ含まれています。

かけ放題など「定額」の通話「オプション」扱いとなり、通常の料金にオプション料金を追加するという仕組みになりました。

オプション名内容追加料金
ギガホ・ギガライトの通話オプション
※表示は全て税抜き
未加入(オプションなし)
旧シンプルに相当
30秒につき20円ファミリー割引グループ間の通話は無料なし
5分間通話無料オプション
旧カケホーダイライトに相当
5分以内の通話はかけ放題5分を超過すると30秒につき20円+700円/月
かけ放題オプション
旧カケホーダイに相当
何時間でも何回でもかけ放題+1,700円/月

テザリングはできる?

無料&申し込み不要でテザリングが可能

テザリングとは、外出先などネットに接続できない環境でもスマホをWiFiルーター代わりにすることで、スマホを介して他の機器をネット接続できるようにする機能のこと。

ギガホ・ギガライトのどちらもテザリング料金が含まれているため、追加オプション料などは不要。さらに申し込みも必要なく、そのままテザリングが利用できます。

その他サービス・機能

データのシェアはできない

ギガホ・ギガライトに加入すると、家族間でデータを分け合うことの出来る「データシェア」は利用できなくなります。現在データシェアを利用中でギガホ・ギガライトにプラン変更したい、という方はご注意下さい。

データの繰り越しは不可

「データくりこし」とは、その月内に利用しなかったデータ量を翌月に上乗せ出来るサービス。しかしギガホ・ギガライトでは繰り越しができません。

ギガホとギガライト。どっちを選ぶ?

旧プランは新規の受付が終了となりますので、これからドコモに契約しようという方は、この2つのプランのどちらかを自身の利用状況に応じて選択する必要があります。

ざっくり言うと、

  • 毎月の通信量の平均が多め(7GB超)の方はギガホ。
  • 毎月の通信量の平均が少なめ(~7GBまで)の方はギガライト。

を選ぶのがセオリーとなります。(詳細はのちほど解説)

ではこれからドコモの「ギガホ」と「ギガライト」をそれぞれ詳しく解説していきましょう。

「ギガホ」の解説

ギガホ出典:ギガホ、ギガライト|NTTドコモ

ドコモの「ギガホ」は通信料・基本通話料・インターネット接続サービス(spモード)がセットになった、30GBまで定額で使えるプランです。

ドコモ「ギガホ」の料金イメージ

30GBを超えてしまうと?

速度制限がかかり、通信速度が「最大1Mbps」に低速化します。
とはいえ、1Mbpsなら通常のネット閲覧程度であれば不便に感じることはないかと思います。

ギガホの料金

ドコモの「ギガホ」の料金は税抜きで月々6,980円。ただし加入者全員に「ギガホ割」が適用(6ヶ月間1,000円割引)されるため、半年間は5,980円で利用できます。

合計5,980円/月
ギガホ(通常料金)
2年定期契約あり
6,980円/月
ギガホ割6ヶ月間適用-1,000円/月
機種代金は含まれていない。

当然ですが、上記はプラン単体の料金で機種代金は含まれていません。ドコモで機種を購入する場合は、ここに機種代金(分割)がプラスされます。

公式には「4,980円」って表示されてるけど・・?

ドコモの公式ページに記載の1人あたり4,980円という価格は、上記のギガホ割に加え、家族・親戚同士での加入が条件の「みんなドコモ割」を適用した価格です。
ファミリー割引グループに未加入の場合は実現しない料金なのでご注意を。

ギガホで利用できるキャンペーン

  • ギガホ割
    ギガホへの加入で6ヶ月間のみ1,000円/月割引
  • はじめてスマホ割
    ガラケーからドコモのスマホ(Xi)に移行で1年間のみ1,000円/月割引
  • みんなドコモ割(ファミリー割引)
    家族や親戚同士で割引グループに加入し、その中の対象プランの回線数に応じてずっと割引(最大-1,000円/月)
  • ドコモ光セット割
    スマホと自宅のネット(ドコモ光)のセット契約で家族グループ内のギガホ・ギガライト加入者全員がずっと割引(最大-1,000円/月)
  • ずっとドコモ特典
    毎年の誕生月にドコモの継続年数に応じたポイント(dポイント)がもらえる特典

「ギガライト」の解説

ギガライト出典:ギガホ、ギガライト|NTTドコモ

ドコモの「ギガライト」は通信料・基本通話料・インターネット接続サービス(spモード)がセットになった、7GBまで通信量に応じて料金が4段階に変動するプランです。

ドコモ「ギガライト」の料金イメージ

ギガライトの料金

ドコモの「ギガライト」の料金は、1GBまでの利用で月々2,980円。そこから3GB超・5GB超ごとに1,000円づつ加算されていきます。最大5~7GBまでの利用で4,980円となります。

ただし加入者全員に「ギガホ割」が適用(6ヶ月間1,000円割引)されるため、半年間は5,980円で利用できます。

合計2,980円~5,980円/月
ギガライト
2年定期契約あり
0~1GB:2,980円/月
1~3GB:3,980円/月
3~5GB:4,980円/月
5~7GB:5,980円/月
機種代金は含まれていない。

当然ですが、上記はプラン単体の料金で機種代金は含まれていません。ドコモで機種を購入する場合は、ここに機種代金(分割)がプラスされます。

公式には「1,980円~」って表示されてるけど・・?

ドコモの公式ページに記載の1人あたり1,980円~という価格は、家族・親戚同士での加入が条件の割引サービス「みんなドコモ割」を適用した価格です。
ファミリー割引グループに未加入の場合は実現しない料金なのでご注意を。

ギガライトで利用できるキャンペーン

  • はじめてスマホ割
    ガラケーからドコモのスマホ(Xi)に移行で1年間のみ1,000円/月割引
  • みんなドコモ割(ファミリー割引)
    家族や親戚同士で割引グループに加入し、その中の対象プランの回線数に応じてずっと割引(最大-1,000円/月)
  • ドコモ光セット割
    スマホと自宅のネット(ドコモ光)のセット契約で家族グループ内のギガホ・ギガライト加入者全員がずっと割引(最大-1,000円/月)
  • ずっとドコモ特典
    毎年の誕生月にドコモの継続年数に応じたポイント(dポイント)がもらえる特典

ギガホ・ギガライトを比較

ギガホとギガライトの共通点・相違点がひと目で分かるよう表にしてみました。

ギガホ・ギガライトの内容と料金の比較
 

ギガホ

ギガホ

ギガライト

ギガライト

※表示は全て税抜き
データ容量30GB7GB
料金一律:6,980円~1GB:2,980円
1~3GB:3,980円
3~5GB:4,980円
5~7GB:5,980円
速度制限時最大1Mbps
ネット閲覧程度なら問題ない
最大128kbps
ネット閲覧でもかなり遅く感じる
テザリング可能
無料・申し込み不要で利用できる
データ繰越不可
通話オプション無し※30秒20円:無料
5分通話無料オプション:+700円
かけ放題オプション:+1,700円
ギガホ割-1,000円(6ヶ月間)割引なし
はじめてスマホ割-1,000円(1年間)
みんなドコモ割(ファミリー割引)グループ内で対象プランに契約している回線数1回線:割引なし
2回線:-500円
3回線以上:-1,000円
ドコモ光セット割-1,000円~1GB:割引なし
1~3GB:-500円
3~7GB:-1,000円

どっちのプランを選べばいいの?

ギガホとギガライト、どちらを選ぶかは自身の利用状況によって判断しましょう。

プラン選択の目安(通信利用量ごとの料金)

そもそもギガライトの最大容量が7GBまでというのもあり、判断の目安としては、利用するデータ容量の月平均が7GBを超えるか否かです。

毎月のデータ利用量の平均が0~7GBまでだと「ギガライト」7GBを超える場合は「ギガホ」と覚えておきましょう。
ただしギガホの場合「ギガホ割」が適用されている6ヶ月間は、割引によりギガライト5~7GBの料金と同額となります。

旧プランとの料金比較

どれくらい安くなった?

従来プランに比べギガホ・ギガライトの料金はどのくらい安いのか比べてみましょう。

ギガホ vs 旧プラン

定額30GBプラン同士で比較
 旧プランギガホ
※表示は全て税抜き
通信料ウルトラデータLLパック
8,000円
6,980円
各料金込み
通話料シンプルプラン
980円
spモード300円
合計9,280円6,980円

機種代金を除いたプラン料金だけで見ると従来より75%ほど安くなっていますね。

ギガライト vs 旧プラン

段階定額プラン同士で比較
 旧プランギガライト
※表示は全て税抜き
通信料ベーシックパック
0~1GB:2,900円
1~3GB:4,000円
3~5GB:5,000円
5~20GB:7,000円
0~1GB:2,980円
1~3GB:3,980円
3~5GB:4,980円
5~7GB:5,980円
各料金込み
通話料シンプルプラン
980円
spモード300円
合計4,180円~2,980円~

通信の利用量によって異なりますが、こちらも従来に比べ約70%安くなっています。

機種購入する場合は安くならない?

上記の料金比較はあくまでプラン料金単体のもの。ドコモで機種を購入した場合は、ここに機種代金が追加されます。

ギガホ・ギガライトは「月々サポート」が使えないため、機種を購入した場合は、旧プランとの料金差はほとんどないでしょう。(下表参照)

ギガホ vs 旧プラン(機種を購入した場合)

定額30GBプラン同士で比較
 旧プランギガホ
※表示は全て税抜き
通信料ウルトラデータLLパック
8,000円
6,980円
各料金込み
通話料シンプルプラン
980円
spモード300円
iPhone XS(64GB)24回払:4,975円24回払:4,975円
月々サポート-2,275円(24回)なし
合計11,980円11,955円

上の表からも分かる通り、機種(iPhone XS)を購入した場合は、旧プランとあまり変わらない料金となります。

新プランで月額料金を安くするためのコツ

機種代金の負担

機種代金を抑えることが重要

すでに述べたようにギガホ・ギガライトは「分離プラン」であるため、通信(通話)料金自体は安くなっていますが、その代わり端末購入時の割引(月々サポート)が利用できません。

機種ごとの割引がなく、機種の価格が毎月の料金にダイレクトに反映されるため、機種代金をなるべく安く抑えることが重要となります。

特に機種にこだわりがない場合は、コスパの良い安めの機種を選ぶと良いでしょう。

機種代金を抑える具体的な方法を2つご紹介します。

1.機種を「持ち込み」する

ギガホ・ギガライトを利用する場合は、必ずしもドコモで機種を購入する必要はありません。

例えばSIMフリー機や中古携帯ショップで売られているドコモ端末、SIMロック解除端末などを安く手に入れて、持ち込みで契約することもできます。

最新機種でなくてもOK。という方なら月々の料金を安くするための有効な手段となります。

2.「スマホおかえしプログラム」を利用する

スマホおかえしプログラム出典:スマホおかえしプログラム|NTTドコモ

ギガホ・ギガライトと同時に開始される「スマホおかえしプログラム」は、機種代金の負担を軽減するためのサービス。

機種の分割払いを通常の24回から36回に延長することで、ひと月あたりの支払額を減らし、さらに端末を返却することで残りの支払いが最大12ヶ月分免除される。という仕組みです。

2年後にまたドコモで新機種を買い換えする場合は、残りの支払い(12ヶ月分)が免除されるため、新機種の購入がしやすい。というメリットがあります。

「スマホおかえしプログラム」のデメリット

とはいえ、残債の免除には機種の返却が前提になるため、機種をレンタルしているに等しい状態で利用することになります。

また、返却時に査定を行い、故障・破損がある場合は免除が適用されません。

こういったデメリットも理解した上で検討してみて下さい。

「家族」で加入するメリット

ドコモのお家芸とも言える「家族」割引。

ドコモを利用している家族同士で「ファミリー割引」グループに加入することで、様々な特典が受けられます。

家族割引

「ファミリー割引」グループ

ファミリー割引は、ドコモを利用している家族(ドコモの定めた三親等の範囲内)同士で加入できるサービスです。このグループ内のメンバーは様々な特典を受けられます。
ファミリー割引グループを新規作成したり、加入する際には申し込みが必要です。

ドコモ「ファミリー割引」グループの家族構成の一例

1.家族間の国内通話が無料

「ファミリー割引」グループ内メンバー間の国内通話が無料になります。

2.みんなドコモ割

みんなドコモ割はファミリー割引グループ内で「ギガホ」または「ギガライト」に加入している方が割引を受けられるサービス。(条件を満たしている限りずっと割引)

割引額はそのグループ内の回線数により決まります。(下表参照)

グループ内の回線数割引額
※表示は全て税抜き
1回線割引なし
2回線-500円割引
3回線以上-1,000円割引

ただしプランによっては回線数としてカウントできないものもある(上図のキッズケータイプラン等はカウント対象外)のでご注意を。

公式:みんなドコモ割

3.ドコモ光セット割

固定ネット回線(ドコモ光)をセットで契約すれば、その契約者が属する家族グループ内のギガホ・ギガライト加入者全員に割引が適用されます。(条件を満たす限りずっと割引)

ギガライトの加入者のみ、ひと月のデータ利用量によって割引額が変わります。(下表参照)

加入プラン割引額
※表示は全て税抜き
「ギガホ」の場合-1,000円
「ギガライト」の場合~1GBまで割引なし
1~3GBまで-500円
3~7GBまで-1,000円

公式:ドコモ光セット割

その他の割引キャンペーン

その他、ギガホまたはギガライト加入で適用可能なキャンペーンは以下の通り。

ギガホ割

ギガホ割はギガホへの加入者全員が最大6ヶ月間割引を受けられるキャンペーン。ギガライトに加入の場合は対象外となります。申し込み期間は9月30日までなのでお早めに。
ギガライトに加入の方は対象外です。

特典:1,000円/月割引
キャンペーン期間:2019年5月22日~9月30日まで
割引期間:6ヶ月間

公式:ギガホ割

はじめてスマホ割

ガラケーをお使いの方がドコモのスマホ(Xi)へ移行することで1年間のみ1,000円/月の割引が受けられます。

ドコモのガラケーからの機種変更、そして他社(au・ソフトバンク)ガラケーからの乗り換えも対象となります。

特典:1,000円/月割引
キャンペーン期間:2019年5月22日~
割引期間:12ヶ月間

公式:はじめてスマホ割

ずっとドコモ特典

毎年の誕生月にdポイントがもらえるキャンペーン。ドコモでの利用年数または累計dポイント獲得数に応じてランク(ステージ)が上がり、ランクが高いほど多くのdポイントが付与されるようになります。

特典:毎年の誕生月にdポイント付与
キャンペーン期間:2019年6月1日~

公式:ずっとドコモ特典

加入時の注意点!

すでに述べた内容も含みますが、加入時に気を付けるべき点をまとめました。

「2年定期契約」が基本

この記事内の料金は「定期契約あり」の場合の料金。この契約に未加入(定期契約なし)の場合は、1,500円高い料金となります。

定期契約とは「このプランを最低2年は使います」というお約束。いわゆる「2年縛り」の事で、この期間中に解約などを行うと、違約金(9,500円)が発生します。

契約期間終了後の「更新月(3ヶ月間)」に解約すれば違約金は不要です。また期間終了後も届け出がなければ契約は自動で更新されます。

月々サポートは利用できない

ギガホ・ギガライトでは月々サポートが利用できません。

本体価格がそのまま月額料金に反映されるので、月額料金を安くしたい場合は販売価格が低めの機種を選ぶのが有効です。本体価格をよく確認しましょう。

データの繰り越しは不可

データ繰り越しとは利用しなかったデータ量を翌月に繰り越すことの出来るサービス。しかしギガホ(ギガライト)では繰り越しはできません。

データのシェアができない

ギガホ・ギガライトは、家族間でデータを分け合うことの出来る「データシェア」は利用できません。

月々の料金シミュレーション

この料金シミュレーションは全て「税込み」表記となります。

ギガホに加入の場合

ギガホ出典:ギガホ、ギガライト|NTTドコモ

①標準的な料金例(端末購入なし)

端末は未購入(機種を自分で持ち込み)、なおかつファミリー割引も適用しないシンプルな料金例です。

料金例のイメージ図(ギガホ・端末購入なしの場合)
定額50GB/基本通話(30秒20円)/端末購入なし
6,458円/月
ギガホ
2年定期契約あり
7,538円/月
端末購入なし0円
ギガホ割6ヶ月間適用-1,080円/月

表示は税込み。6ヶ月後はギガホ割が終了し1,000円高くなります。

②標準的な料金例(端末購入あり)

端末(iPhone XS)をドコモで分割購入。ファミリー割引は適用しない一般的な料金です。

料金例のイメージ図(ギガホ・iPhone購入の場合)
定額50GB/基本通話(30秒20円)/iPhone XS購入
(税込)11,831円
ギガホ
2年定期契約あり
7,538円/月
iPhone XS(64GB)24回払:5,373円/月
ギガホ割6ヶ月間適用-1,080円/月

表示は税込み。6ヶ月後はギガホ割が終了し1,000円高くなります。

③割引をフル活用した料金例(機種購入なし)

ファミリー割引を適用して割引額を増額。なおかつ機種は未購入(自分で持ち込み)の場合の料金例です。

料金例のイメージ図(ギガホ・端末購入なし・割引をフル活用した場合)
定額50GB/基本通話(30秒20円)/端末購入なし/各割引を適用
4,298円/月
ギガホ
2年定期契約あり
7,538円/月
端末購入なし0円
ギガホ割6ヶ月間適用-1,080円/月
みんなドコモ割割引グループ内で対象プランが3回線以上-1,080円/月
ドコモ光セット割-1,080円/月

表示は税込み。6ヶ月後はギガホ割が終了し1,000円高くなります。

④割引をフル活用した料金例(端末購入あり)

ファミリー割引を適用して割引額を増額。端末(iPhone XS)をドコモで分割購入した場合の料金例です。

料金例のイメージ図(ギガホ・iPhone購入・割引をフル活用した場合)
定額50GB/基本通話(30秒20円)/iPhone XS購入/各割引を適用
9,671円/月
ギガホ
2年定期契約あり
7,538円/月
iPhone XS(64GB)24回払:5,373円/月
ギガホ割6ヶ月間適用-1,080円/月
みんなドコモ割割引グループ内で対象プランが3回線以上-1,080円/月
ドコモ光セット割-1,080円/月

表示は税込み。6ヶ月後はギガホ割が終了し1,000円高くなります。

ギガライトに加入の場合

ギガライト出典:ギガホ、ギガライト|NTTドコモ

①標準的な料金例(機種購入なし)

段階定額のギガライトに加入し、端末は未購入(自分で持ち込み)。ファミリー割引は適用しないシンプルな料金例です。

料金例のイメージ図(ギガライト・端末購入なしの場合)
段階定額7GB/基本通話(30秒20円)/端末購入なし
3,218円~6,458円
ギガライト
2年定期契約あり
0~1GB:3,218円
1~3GB:4,298円
3~5GB:5,378円
5~7GB:6,458円
端末購入なし0円

②標準的な料金例(機種購入あり)

段階定額のギガライトに加入し、端末(iPhone XS)をドコモで分割購入。ファミリー割引は適用しない場合の料金例です。

料金例のイメージ図(ギガライト・iPhone購入の場合)
段階定額7GB/基本通話(30秒20円)/iPhone XS購入
8,591円~11,831円
ギガライト
2年定期契約あり
0~1GB:3,218円
1~3GB:4,298円
3~5GB:5,378円
5~7GB:6,458円
iPhone XS(64GB)24回払:5,373円/月

③割引をフル活用した料金例(機種購入なし)

段階定額のギガライトに加入し、ファミリー割引を適用して割引額を増額。端末は未購入(自分で持ち込み)の場合の料金例です。

料金例のイメージ図(ギガライト・端末購入なし・割引をフル活用した場合)
段階定額7GB/基本通話(30秒20円)/端末購入なし/各割引を適用
1,058円~4,298円
ギガライト
2年定期契約あり
0~1GB:3,218円
1~3GB:4,298円
3~5GB:5,378円
5~7GB:6,458円
端末購入なし0円
みんなドコモ割割引グループ内で対象プランが3回線以上-1,080円/月
ドコモ光セット割-1,080円/月

④割引をフル活用した料金例(機種購入あり)

段階定額のギガライトに加入し、ファミリー割引を適用して割引額を増額。端末(iPhone XS)をドコモで分割購入した場合の料金例です。

料金例のイメージ図(ギガライト・iPhone購入・割引をフル活用した場合)
段階定額7GB/基本通話(30秒20円)/iPhone XS購入/各割引を適用
6,431円~9,671円
ギガライト
2年定期契約あり
0~1GB:3,218円
1~3GB:4,298円
3~5GB:5,378円
5~7GB:6,458円
iPhone XS(64GB)24回払:5,373円/月
みんなドコモ割割引グループ内で対象プランが3回線以上-1,080円/月
ドコモ光セット割-1,080円/月

まとめ&おさらい

最後におさらいとしてギガホ・ギガライトの重要ポイントをまとめました。少しでも参考にしていただければ幸いです。

ギガホ・ギガライトの要点まとめ
  • ギガホは最大50GBまでの完全定額。ギガライトは最大7GBまでデータ利用量に応じて料金が変動する段階定額。
  • データ利用量の月平均が0~7GBまでなら「ギガライト」7GBを超える場合は「ギガホ」にするのがセオリー。
  • プラン料金単体で見ると旧プランに比べて3割程度安いが、ドコモで機種を購入した場合は、それほど安くはならない。
  • 機種購入による割引(月々サポート)が利用できないので、機種代金の販売価格が月額料金に直接影響する。
  • 毎月の料金を安くするためには機種代金を抑えることが重要。機種代金を抑えるためには、端末の「持ち込み」「スマホおかえしプログラム(※機種の返却が必要)」の利用を検討してみる。
  • 家族でファミリー割引グループに加入すれば「みんなドコモ割」や「ドコモ光セット割」が適用可能。
  • データの繰り越しデータのシェアはできない。
  • 基本的には2年縛り。2年以内に解約した場合は違約金(9,500円)が発生する。2年縛りなし(定期契約なし)にした場合は料金が高くなる。
  • テザリングは無料&申し込み不要で利用できる。

最後に

長い記事になってしまいましたが、ここまでお読み下さり有難うございます。

端末分離を義務化する法律が2019年秋には施行されます。今回紹介したドコモの新プランはその対策のひとつ。

ドコモの新プランに追随する形でauも新たなプランを発表しましたね。

おそらく今後はソフトバンクも料金体系を修正してくるでしょうし、10月には楽天も参入。ますます価格競争が激化することでしょう。秋までのキャリアの動向に注視が必要です。

今後もユーザーの方々が難しい料金体系に惑わされないよう少しでも分かりやすく解説していきたいと思います。

それではまた~