ソフトバンク「おてがるプラン」がわかるガイド!料金シミュレーションもあるよ。

2018年6月9日

追記:「おてがるプラン」は2018年9月5日で新規の受付が終了しました。
もちろん既に加入されている方は継続利用できます。

現在ソフトバンクで提供されているスマホ向けプランは下記の3種類。このいずれかを選択することになります。

ミニモンスター
ライトユーザー(0~2GB程度の通信量)向けの「使った分だけ」4段階定額プラン
ギガモンスター+(プラス)
通信容量をほぼ気にせず使えて、対象の動画・SNSの通信が無制限(ノーカウント)
スマホデビュープラン
容量1GB。ガラケーからスマホへ乗り換えの方が対象

ミニモンスターの解説はこちら

ギガモンスター+(プラス)の解説はこちら

↓終了前の「おてがるプラン」解説

ソフトバンクは2018年6月29日から「おてがるプラン」の提供を開始しました。

おてがるプランは、基本的に誰でも加入の対象となりますが、ガラケーをお持ちの方やどこの電話会社にも契約していない方、すなわち「はじめてスマホを持つ方」のお得度が高いキャンペーンとなっています。

またデータの利用量ごとに料金が3段階に変動する「使った分だけ」の料金システムも魅力の一つと言えるでしょう。

おてがる(お手軽)という名の通り、ライトユーザー向けで比較的シンプルな料金体系ですが、そこはやはり携帯キャリアのプラン。簡単に理解できない部分が多いのは否めません。

当記事ではソフトバンク「おてがるプラン」の特典や料金のしくみを分かりやすく解説していきます。月々の料金もシミュレーションしますのでお見逃しなく!

キャンペーン特典

おてがるプランの特典を簡単に述べるとするなら下記2つが挙げられます。

  • 毎月1,500円の割引がある。
  • 使ったデータ量で料金が変わる専用の通信プランに加入できる。

おてがるプラン2つの特典

これらについては後ほど詳しく解説します!

月額1,980円~って本当?

ソフトバンクの公式ページに書かれている「1,980円~」というのは、機種代金が含まれておらず、さらに「おうち割光セット」の割引が適用されている金額になります。

つまり、おてがるプランに加入するだけで機種代込みの月額1,980円~が実現するわけではありません。ご注意くださいね。

ソフトバンク「おてがるプラン」とは

プランの構成

まずは「おてがるプラン」の料金構成を分かりやすく解説していきましょう。

すでにご存じかと思いますが、スマホの料金は・・
①通話料②データ通信料③機種代金
の組み合わせが基本となります。

↓上記の組み合わせに「おてがるプラン」を当てはめてみるとこんな感じ。

「おてがるプラン」の構成

  • ①通話料は定額プランの「スマ放題」もしくは「スマ放題ライト」
  • ②データ通信料は1~3GBまで使った分に応じて料金が変わる「おてがるプラン」専用の3段階定額
  • ③機種代金は選択する機種によって異なりますが、「おてがるプラン」対象の機種でなければなりません。(通常は24回)
    ソフトバンク「半額サポート」を適用すると48回払いが可能になります。

では、①~③をそれぞれ詳しく解説してきましょう。

①通話料プラン

通話料は電話をかけるために必要な料金です。

ソフトバンク「おてがるプラン」に加入するためには、この通話料プランを「スマ放題」か「スマ放題ライト」にする必要があります。

おてがるプラン加入時の通話プラン
スマ放題月々¥2,700
(税込¥2,916)
何時間でも何度でもかけ放題
スマ放題ライト月々¥1,700
(税込¥1,836)
5分以内の通話が何度でもかけ放題
5分を超える通話は30秒あたり20円

②通信料プラン

通信料はネットやアプリなど「通信」を行うために必要な料金です。

おてがるプランの「キモ」とも言えるのがこの通信料プラン。データの利用量に応じて3段階に料金が変化する、おてがるプラン専用のシステムになります。

「使った分だけ」の3段階定額

おてがるプラン専用の通信料

容量は最大3GBまで

おてがるプランのデータ容量は最大3GBまで利用が可能です。ただし利用量が3GBを超えると「速度制限」がかかります。そうなると通信の速度が一気に遅くなり、ネットなどをまともに利用することが出来なくなってしまいます。

容量を追加購入して「速度制限の解除」を行うこともできます。

「速度制限」解除料1GBにつき1,000円

ほぼ毎月3GB以上の通信を行うという方には「おてがるプラン」は不向きといえますね。

③機種代金

機種代金はもちろん機種本体の料金になります。

おてがるプランに加入する条件として、ソフトバンクが指定する機種の購入が必須。残念ながらどんな機種でもOKという訳ではないのです。

機種代金は通常24回の分割払い(2年間)ですが、ソフトバンク「半額サポート」を適用すると48回払いも可能になります。

機種の「持ち込み」は不可

例えば中古携帯ショップで端末を購入しておてがるプランに加入する、といったいわゆる「持ち込み契約」は残念ながら出来ません。対象機種の購入が必須です。

対象機種の購入を伴う新規契約または機種変更と同時にスマ放題、スマ放題ライトのいずれかと、データ定額(おてがるプラン専用)にご加入いただくこと。

おてがるプランの対象機種

対象となるソフトバンク機種(2018年8月時点)と価格の一覧です。

対象機種の価格(2018年8月時点)
機種名機種代
総額
月々の支払額
24回払48回払
iPhone SE(32GB)¥64,800¥2,700¥1,350
iPhone SE(128GB)¥77,760¥3,240¥1,620
Xperia XZ1¥93,120¥3,880¥1,940
Android One S3¥30,720¥1,280¥640
シンプルスマホ4¥59,520¥2,480¥1,240
HUAWEI nova Lite 2¥30,720¥1,280¥640
HTC U11¥70,320¥2,930¥1,465
DIGNO J¥30,720¥1,280¥640

おてがるプランに加入の場合は、「月月割」は適用されませんのでご注意を。

月月割とは?
機種を分割で購入(新スーパーボーナス)すると毎月一定金額の割引(最大24回)を受けられるソフトバンクの割引サービスです。

キャンペーンの対象・条件

対象となる方

おてがるプランはソフトバンクのスマホを購入すればだれでも加入の対象となりますが、契約種別(MNP・機種変更・新規)利用中の端末によって特典内容が異なります。

↓具体的な対象者は以下の通り。

A.はじめて「スマホ」を利用する方

ガラケーを利用中だったり、どこの電話会社にも契約していない6歳~18歳の方がソフトバンクでスマホ契約するパターン(下図参照)。この場合は毎月の割引(1,500円)が次回の機種変更までずっと続きます。
他社ガラケーからスマホへのMNP・SoftBankガラケーからスマホへの機種変更・スマホへの新規契約は次の機種変更までずっと1,500円割引

B.すでにスマホを利用している方

現在スマホを利用中の方がソフトバンクのスマホにMNPしたりソフトバンク内で機種変更をするパターン(下図参照)。この場合は割引(1,500円)が1年間のみ適用となります。
他社(auやドコモなど)のスマホからSoftBankスマホへのMNP・SoftBankスマホから同社のスマホへ機種変更する場合は1年間のみ割引が適用

つまり上記をまとめると・・

  • スマホを利用してない方(ガラケー持ち含む)次の機種変更まで1,500円割引
  • すでにスマホを持っている方1年間だけ1,500円割引

という事になります。どの契約種別でも対象となりますが、割引に関しては「今までスマホを使ったことがない方」のほうが特典を受けられる期間が長くメリットが大きいと言えるのではないでしょうか。

加入前の注意点

加入時に注意するべき点をまとめました。

  • 割引(-1,500円)は適用期間が限られる。(スマホを持っていた方は加入後1年間。スマホをはじめて利用の方は次回機種変更まで。)
  • 対象の通話料・通信料プラン以外に変更した場合はキャンペーン適用が終了する。
  • ホワイトプラン(終了予定)は対象外。
  • 家族データシェア・法人データシェアは対象外。
  • 月月割との同時加入はできない。
  • 機種を持ち込んで加入することは出来ない。(指定機種の購入が必須)

併用可能な割引サービス

おうち割光セット

ソフトバンク「おうち割光セット」は対象となるインターネット(固定回線)にスマホとセットで加入することで、携帯電話料金から割引を受けられるサービス。

割引額は「おてがるプラン」加入の場合、-500円/月になります。

家族がソフトバンクユーザーであれば、1人につきそれぞれ割引を受けられるので、家族が多ければ多いほどトータルの割引額は多くなります。

ソフトバンク公式:おうち割光セット

半額サポート

ソフトバンクの「半額サポート(iPhone/Android)」は通常24回払いの分割金が48回に延長されるためひと月あたりの機種代金が安くなります。(支払い回数は倍になりますが・・)

さらに2年間の利用後(25ヶ月目)以降に機種変更した場合は残りの機種代金が免除される。というメリットがありますが、機種本体の回収が前提となります。

ソフトバンク公式:半額サポート

料金シミュレーション

おてがるプランで機種(Android One S3)の代金を含めた毎月の維持費(料金の総額)をシミュレーションしてみましょう。

機種が「Android One S3」の場合の料金例です。「ウェブ使用料」はネット利用時に必須の料金になります。

標準の料金

他の割引サービスを利用しない一般的な料金内容がこちら。

5分以内の通話無制限他割引サービスの併用なし
(税抜)5,260~7,260円
スマ放題ライト
5分以内かけ放題
1,700円
ウェブ使用料300円
専用データ定額
最大3GBの3段階定額制
1GBまで:3,480円
2GBまで:4,480円
3GBまで:5,480円
おてがるプラン割引
スマホを持っていた方は
加入後1年間適用。
はじめて利用の方は
次回機種変更まで適用。
-1,500円
機種代金
Android One S3
(24回払)1,280円

月額料金の総額は、
1GBまでなら5,260円、2GBまでは6,260円、3GBまでは7,260円となります。

「おうち割光セット」を適用した場合の料金

併用可能な割引サービス「おうち割光セット」を利用した料金内容がこちら。

5分以内の通話無制限おうち割光セットを適用
(税抜)4,760~6,760円
スマ放題ライト1,700円
ウェブ使用料300円
専用データ定額
最大3GBの3段階定額制
1GBまで:3,480円
2GBまで:4,480円
3GBまで:5,480円
おてがるプラン割引
スマホを持っていた方は
加入後1年間適用。
はじめて利用の方は
次回機種変更まで適用。
-1,500円
機種代金
Android One S3
(24回払)1,280円
おうち割光セット-500円

月額料金の総額は、
1GBまでなら4,760円、2GBまでは5,760円、3GBまでは6,760円となります。

まとめ

ソフトバンクの新キャンペーン、いかがでしたか?

私は正直そんなに安くないな。。というのが感想ではありますが、毎月のデータ利用量が不安定な方にとっては3段階の定額プランは魅力的ですし、はじめてスマホを持つ方にとっては1,500円の割引が次回の機種変更まで続く、という点ではメリットが大きいと思います。

キャンペーンの終了日は?

キャンペーンの受付終了日は今のところ未定とのこと。おそらく2~3年は続くかと思いますが、どうなんでしょうか。。

おてがるプランは「スマホデビュー割」の後継?

ガラケーを利用していた方などが優遇されている点、そして指定の機種の購入が前提という点から、おてがるプランは6月28日で受付を終了する「スマホデビュー割」の後継となるサービスではないでしょうか。

個人的にはスマホデビュー割のほうがより優秀なキャンペーンだと思っていただけに残念ではありますが。。

スマホデビュー割の詳細はこちら

何かひとつでも参考になって頂けてたら幸いです。ここまでお読みくださり、ありがとうございました!

スマホ・ケータイでより良い生活を。